Daily Archives:2015年7月1日

<

物件状況等報告書の注意事項

物件状況等報告書は、売却不動産の状況について、売主から買主へ説明する書類です。特に物件のこれまでの履歴を伝えきれていないと決済後にトラブルになってしまいます。売主は、どんな些細なことでも買主に伝えるようにしましょう。買主は、購入後にどのようなことが起こる可能性があるかを予期しておく必要があります。

【特に気を付けたい事項】

・雨漏り:雨漏りは原因が特定できないことも多いです。室内の雨染みはクロスの貼り替え等をしてしまえばわからなくなります。屋根裏に雨染みがついていないか確認しましょう。

・シロアリ:戸建てにはかなりの確率でシロアリがいるものですが、消毒して駆除してしまえば問題はありません。問題は、シロアリが発生したことに原因がある場合です。給排水管等から水漏れがあって発生してしまってないか確認しましょう。

・心理的瑕疵:事件や事故のような場合は告知事項となりますが、室内で病死してしまった場合など、どこまで告知するべきなのかグレーな部分があります。人によって受け止め方が違うような事実は、最終的には司法の判断によるところになります。

物件状況等報告書の見本はこちら