不動産仲介会社に所有不動産の査定をしてもらう際に、間違えのない査定をしてもらう上で必要な依頼方法をまとめました。
1.【2~3社の不動産会社に依頼する】
・1社だけでの査定は、査定価格にブレがあることもあるので、2~3社に査定してもらう方が良いでしょう。また、多数の不動産会社に査定を依頼しても、出てくる査定結果はほぼ一緒なので、査定してもらうのにも疲れてしまいます。
・無料オンライン査定サイトは、広告費をもらっている会社のみの紹介となる為、所有不動産がある地域に強い不動産会社に査定を依頼できないケースもあります。
・事前に営業担当をインターネットでチェックしましょう。査定に来てもらう営業担当は、なるべく役職が上で、地域に精通しており、自分と合いそうなタイプの担当を指名するようにしましょう。
・注意事項:不動産会社には、他の会社にも査定を依頼していると、気付かれないようにしましょう。ライバル会社がいるとなると、査定価格を不自然に吊り上げてくる会社もあるので注意が必要です。
2.【査定日時を決定する】
査定日時は、なるべく自分の不動産が一番良く映える時間帯に来てもらうようにしましょう。また、査定時間は1時間~1時間半かかることもありますので、時間のバッティングがないようにセットしましょう。
3.【自宅に来てもらう】
自宅に来てもらう場合には、なるべく家を綺麗にしておきましょう。査定担当に好印象を与えることが大事です。また、雨漏り・給排水管の故障・腐食・シロアリなどの不具合は査定価格に影響を及ぼしますので、知っている不具合は正確に伝えておきましょう。
4.【査定価格の根拠をもらう】
きちんとしていない不動産会社だと、担当が物件を一瞥していくらくらいだと査定価格を伝えられることもありますが、査定価格を算出する客観的な根拠をもらうようにしましょう。※例:公示価格・基準地価・分譲価格・レインズによる成約事例
5.【資料を渡す】
査定当日には査定価格が算出できない場合もあります。特に戸建では建築時の設計図書、マンションでは分譲時パンフレット・図面集等を不動産会社に渡す必要がある場合があります。※マンションの資料は不動産会社が持っていることも多いです。
6.【媒介契約を締結する】
査定価格に納得出来たら不動産仲介会社と媒介契約を締結致します。媒介契約の種類には、一般媒介契約・専任媒介契約・専属専任媒介契約があります。複数の不動産会社に売却活動を依頼する場合には一般媒介契約、一つの不動産会社に販売活動を依頼する場合には専任媒介契約、自分で見つけた買主と売買契約を締結するとき等いかなる場合でも不動産仲介会社を通して売買契約を締結するときは専属専任媒介契約を締結します。