熊本地震では新耐震基準の住宅も倒壊しましたが、下記のような事情が原因です
【倒壊原因】
・外壁材やベランダなど建築物全体の重量オーバー
・1階と2階の壁の位置がほとんど一致していない
・筋交いに木の節がありそこが破損してしまった
・柱や筋交いを固定する金物の付け忘れ※施工ミス
・地盤が軟弱※軟弱地盤と指定された区域では壁量を5割増する必要がある。
一般的な木造2階建て住宅の場合、耐力壁の量と配置バランスなどが定められていますが、それは標準的な住宅に対する最低限の規定に過ぎず、他にも耐震性に影響する要素があり、それについては設計する建築士がしっかり対応する必要があるとのことです。
マンションを購入する際に注意しなければならない管理費・修繕積立金・管理状況のポイントをまとめました。
【ポイント】
・マンションを所有すると、管理費・修繕積立金が(車を所有する人は駐車場料金も)毎月かかりますが、毎月の支払いが4万円となると1,400万円の住宅ローンを組んでいるのと同じくらいの支払いとなってしまいます。
・一般的には、管理費は10,000円~12,000円が標準的な金額、修繕積立金は20,000~25,000円が標準的な金額となります。これ以上の金額となると標準的な金額より高くなるため、将来の売却の時にネックとなり売りづらくなります。
・マンションの総戸数が多ければ、一人当たりの負担が減るため費用は安くなりがちですが、総戸数が少なければ、一人当たりの負担が増えるため費用が高くなりがちです。
・新築分譲時に売主が設定した管理会社にそのまま継続して管理委託している会社が8割程度ですが、競争原理が働かず管理費が割高となっているケースがあります。※国土交通省のマンション総合調査(2013年度)
・管理人が現地にて勤務しない巡回管理であるにも関わらず、管理費が12,000円を超えているマンションがあります。
・管理費を滞納している住戸が多いということは、住民の意識が低く、管理状況も良好ではない可能性があります。
・管理組合が、管理会社の言いなりになっているようなマンションですと、割高の管理費・修繕費を支払っているケースも多いです。
・駐車場の空きが多いと想定している修繕積立金が確保できていないケースもあり、将来の一時金の負担や修繕積立金が値上がりしてしまう場合があります。