Page未分類 | 不動産売買マニュアル - Part 2

不動産売買契約を解除することができるの?

一度は締結した不動産売買契約を解除することができるのか。基本的には手付金をペナルティーとして払うことでしか契約解除することはできません。しかしながら予め条件付きの契約をすることで契約を解除することができます。例えば下記のような条件が考えられます。

・住宅ローンの承認を得ることが出来なかった【ローン解除】

・債権者から抵当権抹消の承諾を得ることが出来なかった【任意売却不能による解除】

・境界を確定することが出来なかった

・相続登記をすることが出来なかった

・契約時には判明していなかった重大な事実が発覚した

・契約の目的を達することが出来なくなってしまった

・売買契約の目的物が滅失してしまった

不動産売買決済時の着金確認について

買主から振り込まれる売買代金、一般的には『至急扱い』『電信扱い』で銀行振り込み致します。売主口座への着金の確認は手続き完了から30分程度かかるのが一般的です。その為、振込伝票の控えの受領をもって振込が完了したものとみなして決済手続を解散することもあります。まれに振込先の間違いや手続きに時間がかかって着金が確認できない場合もあります。一度解散してしまうと、振込先の訂正等が大変なので着金を確認してから解散した方が間違いがないです。

今は、ネットバンキング等により着金の確認が迅速になっています。

【着金が早い順】

・ネットバンキングでの振り込み

・銀行窓口で発券番号をとり、窓口担当者に振込伝票を渡す。至急扱いと告げる

・銀行の応接室でローン担当者に振込伝票を渡す

不動産売却活動を中止する理由

不動産売却活動を中止する理由をまとめました。

・想定していた金額より安い金額でしか売れないことが分かった

・不動産仲介会社に不手際があり信頼関係がなくなった

・売れないので賃貸にすることにした

・買い替えしようとしていた物件がなくなってしまった

・転勤の話がなくなった

不動産媒介契約を期間中にキャンセルすることはできるのか

3か月契約した不動産媒介契約を途中でキャンセルすることはできるのか。

不動産売却を依頼したものの、途中で事情が変わり売却の必要性がなくなることがあります。そのような場合には不動産仲介会社に連絡して、売却活動を中止してもらいましょう。

媒介契約書の種類

・一般媒介契約書:複数の不動産会社に不動産売買を依頼する契約書

・専任媒介契約書:一つの不動産会社に絞って不動産売買を依頼する契約書だが、自分で発見した買主がいる場合には不動産仲介会社を外して売買することが可能。

・専属専任媒介契約書:一つの不動産会社に絞って不動産売買を依頼する契約書。如何なる場合も、不動産仲介会社を通して売買契約しなければならない。

不動産売買契約書の印紙代

不動産売買契約書の印紙代をまとめました。

契約金額 本則税率 軽減税率
10万円を超え 50万円以下のもの 400円 200円
50万円を超え 100万円以下のもの 1千円 500円
100万円を超え 500万円以下のもの 2千円 1千円
500万円を超え1千万円以下のもの 1万円 5千円
1千万円を超え5千万円以下のもの 2万円 1万円
5千万円を超え 1億円以下のもの 6万円 3万円
1億円を超え 5億円以下のもの 10万円 6万円
5億円を超え 10億円以下のもの 20万円 16万円
10億円を超え 50億円以下のもの 40万円 32万円
50億円を超えるもの 60万円 48万円

不動産売買の仲介手数料

不動産売買の仲介手数料をまとめました。

売買代金1,000万円⇒388,800円

売買代金2,000万円⇒712,800円

売買代金3,000万円⇒1,036,800円

売買代金4,000万円⇒1,360,800円

売買代金5,000万円⇒1,684,800円

売買代金6,000万円⇒2,008,800円

売買代金7,000万円⇒2,332800円

売買代金8,000万円⇒2,656,800円

売買代金9,000万円⇒2,980,800円

売買代金1億円⇒3,304,800円

2016年03月08日

マンション売却時に不要となった古いエアコンが無料で処分できる。

マンション売却時に、買主から撤去を依頼された古いエアコンですが、引越会社に処分を依頼する方法が一般的ですが、流通ルートを持っている業者にお願いすると、無料で外して撤去してくれる業者があります。 その他に処分する使える家電製品等があれば、全部でいくらと

2016年01月24日

所有不動産をできるだけ高く売る方法

所有不動産をできるだけ高く売る方法についてまとめました。 ・未公開で売却するのではなく、公開売却をする。  ⇒不動産を高く売るためには、できるだけたくさんの人に見てもらいましょう。たくさんの人も見てもらえば、それだけ自分の不動産を理想の条件とする方に

2015年12月10日

不動産売却時の内見前に行いたい5つのこと

不動産売却時の内見前に行いたい5つのことをまとめました。 ・荷物を片付ける ⇒荷物がたくさんある部屋は開放感が乏しくなってしまい思ったよりも狭い部屋という印象を与えてしまいます。 ・たくさんの不動産営業マンに物件を見てもらう ⇒たくさんの営業マンに物

2015年12月09日

不動産を売却しても住み続けることはできるの?

通常、不動産を売却して残代金を受領すると同時に、売却不動産を引き渡さなければなりません。しかしながら、住宅ローンが払えない場合や住み替えで新居の完成に時間がかかるが仮住まいはしたくない等の理由で売却後の不動産に住み続けたいという事情を持っている方もい

2015年11月15日

所有不動産を売却したが、固定資産税はいつまで支払わなきゃいけないの?

所有している不動産を売却した場合、いつまで固定資産税を支払わなければいけないのか、引渡しのタイミング(特に12月中)で注意が必要です。(本記事は平成27年分の関東ルールのものです) 平成27年度分(平成27年1月1日時点の不動産所有者) の固定資産税

2015年11月14日

不動産会社と締結した媒介契約は3ヶ月継続しなくてはならないの?

所有不動産を売却するときに不動産会社と締結する媒介契約。宅地建物取引法上、この媒介契約の最長期間は3ヶ月と法定されており、3ヶ月を超える売却活動を依頼するときは、更新契約が必要となります。 すなわち、最長期間が3ヶ月と法定されているだけであり、1週間

2015年11月11日

不動産売却時に気になる5つの税金のこと。所得税や扶養はどうなるの?

不動産売却時に気になる5つの税金のことについてまとめました。質問が多い、所得税や扶養控除のことについても記載しました 1.所得税について 不動産売却時にかかる所得税は、譲渡税のみになります。そのため、不動産を売却したことで年収が高くなり、所得税がたく

2015年11月11日

絶対に押さえておきたい不動産売買の仲介手数料の値引き。各会社間の値引き率。

不動産売買をする場合に支払う不動産仲介手数料 値引きについてまとめてみました。 【大手不動産仲介会社】 ・大手不動産仲介会社でも値引きすることがあります。 ・値引き率は10%~20%が多いです。 ・職員割引は50%~70%の値引きになります。 【中小